ネットスクールとTACはどちらも会計資格の講座選びで目にする機会が多いです。
どちらを選べば良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
しっかり時間をかけて比較できれば良いですが、社会人だと時間も少なく難しいですよね。
後悔しないためにも、しっかり選ぶ根拠はほしいです!
本記事を読み、ネットスクールとTACの特徴を比較しまとめました。
※管理人は過去にネットスクールを受講していた経験があります。
まずは結論です。
記事のポイント
- ネットスクールは中小企業・TACは大企業
- 通学コースか会計士資格なら迷わずTAC
- 社会人にはネットスクールがおすすめ
ネットスクールとTACを会社で比較
それぞれの会社の概要は以下の通り。
会社名 | ネットスクール | TAC |
---|---|---|
運営会社 | ネットスクール株式会社 | TAC株式会社 |
設立年 | 2000年 | 1980年 |
株式 | 非上場 | 上場会社 |
資本金 | 6000万円 | 9億4千万円 |
従業員数 | 40名 | 568名 |
主な事業 | ・教育出版事業 ・WEB講座事業 ・法人向け教育事業 ・電子メディア教材制作事業 | ・個人教育事業 ・法人研修事業 ・出版事業 ・人材事業 |
会社ページ | 公式サイト | 公式サイト |
イメージしやすく伝えるのであれば、ネットスクールは中小企業でTACは大企業という表現がしっくりきます。
それぞれに強み・弱みがあります。
ポイント
- ネットスクールは中小企業 = 身近な会社
- TACは大企業 = しっかりした会社
一概にどちらが優れていると判断することはできず、それぞれの特徴に目を向けてみましょう。
ネットスクール会社の特徴
ネットスクールは親しみやすい会社。
ネットスクールは社名こそ有名ではありませんが、2000年からオンライン学習に特化している会社です。
社長の桑原さんは、Youtubeでも積極的に発信をされており、まさに社長の顔が見える会社。
テキストも社長が作成しており、どんな人が運営しているか安心感があり身近に感じられます。
ポイント
- 代表が顔出ししている
- 社員数40名の会社
- 受講者との交流に力を入れている
TAC会社の特徴
TACは運営がしっかりした会社。
TACは1980年から会計資格に特化している歴史ある会社。
全国展開しているので、地方も通学の選択肢を選べるメリットが大きいです。また、過去の受講生も数が多いため、ネット上の口コミの数も豊富で情報が入手しやすいです。
ポイント
- 東証スタンダード市場に上場
- 全国に校舎あり
- 受講者が多く口コミも多い
講座で比較した違い【会計士講座の有無】
ネットスクール | TAC | |
---|---|---|
学習スタイル | ・オンライン | ・通学 ・通信 |
講座のサービス内容 | ・簿記 ・税理士 ・建設業経理士 | ・簿記 ・税理士 ・建設業経理士 ・公認会計士 |
講座内容を比較したときに、もっとも大きな違いは「公認会計士」講座の有無です。
ネットスクールは公認会計講座には対応していません。一方、TACは公認会計士試験に力を入れています。
TAC公認会計士講座のYoutubeチャンネルもあります。
「通学コース」または「公認会計士」どちらかの条件を希望する人にはTACがおすすめです。
社会人はどちらを選ぶべきか?
管理人の立場で、社会人だったらネットスクールを選びます。
選んだ理由と、比較した内容を紹介していきます。
比較するポイント
- 学習スタイル
- 合格実積
- 費用
- その他の特徴
まずは、ざっくりそれぞれの特徴をまとめました。
ネットスクール | TAC | |
---|---|---|
学習スタイル | ・オンライン | ・通学 ・通信 |
公表している実績 | 合格率 | 累計合格者数 |
費用 | 税理士割安 | ー |
学習スタイルで比較【オンラインの違い】
オンラインか通学か?
まず、社会人は時間が限られるのでオンラインを選択します。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
オンライン | ・移動不要 | ・強制力がない |
通学 | ・強制力が働く | ・移動時間 |
オンラインと通学のもっとも大きな違いは「どこで学習するか?」です。
オンラインであれば場所を選ばず講義を受けられるのが、社会人にとって大きなメリット。
ここは、多くの社会人がオンラインを支持すると思います。
オンライン講義の仕組みで比較
細かな仕組みでネットスクールが魅力的と感じました。
ネットスクール | TAC | |
---|---|---|
インプット学習 | 録画 | 録画 |
問題演習 | リアルタイム | 録画 |
サポート | ◯ | ◯ |
オンライン学習では、録画講義での学習が基本になります。
ネットスクールでは、問題演習のときにリアルタイムで講義を行う方法を採用しています。
録画講義と、リアルタイム講義のハイブリッドの仕組みが良いと感じました。
リアルタイムのメリット
- その場で質問ができる
- 最新の試験情報を共有できる
講義外のサポートがあるため、分からない単元の質問はできます。
しかし、オンラインかつその場で不明点を解消できる仕組みが社会人には便利だと感じました。
講義の質について
ネットスクール、TACともに会計の専門家が作った会社であり、講義の質に関しては大きく差はありません。
ネットスクールの方が歴史は新しいですが、大手会計予備校のカリスマ教師だった方が講師を務めているため遜色はありません。
一つの選び方として、実際に講義を受け持つ講師で決める方法があります。
ポイント
- 講義担当者との相性
- 声の聞きやすさ・心地よさ
- 説明の仕方のでき
実際に、体験授業を聞いてみるのがおすすめ。
ネットスクールの講師については、こちらの記事で詳しく解説しています。
合格実績で比較【合格率と合格者数】
多くの方が気になるであろう合格実績について情報を整理しました。
結論、合格実積の出し方が異なるため、感覚判断になります。
ポイント
- ネットスクール→直近の試験の合格者と合格率
- TAC → 累計の合格者数
ネットスクールの実積は合格率
ネットスクールに関しては、合格率が全国平均に比べて高めの実積あり。
ネットスクール | 全国平均 | |
---|---|---|
簿記1級 | 20.3% | 10.1% |
簿記論 | 38.8% | 17.4% |
財務諸表論 | 31.6% | 18.9% |
建設1級財務諸表 | 66.7% | 26.9% |
建設1級財務分析 | 50% | 32.3% |
建設1級原価計算 | 80% | 27.5% |
ネットスクールの資格別実積はこちらで詳しく紹介しています。
TACの実積は累計の合格者数
TACは歴史ある資格学校だけあり、長い期間で多数の合格者を輩出しています。
簿記と建設業経理士に関しては、公表されていません。
資格名 | 期間 | 合格者数 |
---|---|---|
公認会計士 | 16年 | 9,717名 |
税理士 | 10年 | 3,388名 |
簿記 | ー | ー |
建設業経理士 | ー | ー |
費用の違いについて【税理士講座で差あり】
まず、大前提として「試験の合格がゴール」であるため、費用の安い・低いで決めることはおすすめしません。
予算に上限がある場合や、相場料金との違いを知るための参考としてください。
自分に合うスクールで合格できれば、費用対効果はあります。
ネットスクール | TAC | |
---|---|---|
簿記1級 | 10〜12万 | 14〜16万 |
建設1級3科目 | 11万 | 14万 |
簿財2科目 | 17〜20万 | 39万 |
公認会計士 | ー | 73万 |
簿記、建設業経理士については数万円の差で、どちらも一般的な相場の範囲。
一方、税理士の簿財2科目の費用感は大きく異なり、ネットスクールに割安感があります。
その他知っておくべきこと
その他に知っておいたほうがベターな内容をまとめました。
【1】オンライン学習で使うアプリは?
どちらも、独自アプリのインストールが必要です。
スクール名 | アプリ名 |
---|---|
ネットスクール | E-lecture Player |
TAC | TAC WEB SCHOOL |
学習環境については、自分のパソコンやスマホとの相性もあるので事前に動作テストをおすすめします。
くわしくはこちらも参考にしてください。
>>ネットスクールで使用する「E-lecture Player」について
まとめ:社会人にはネットスクールがおすすめ
忙しい社会人には、オンラインかつリアルタイム講義のネットスクールがおすすめ。
記事のポイント
- ネットスクールは中小企業・TACは大企業
- 通学コースか会計士資格なら迷わずTAC
- 社会人にはネットスクールがおすすめ
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