いざ転職を自分の中で決めたとき、まず親に相談しようと思う人は多いのではないでしょうか?
特に初めての転職の場合は、自分だけで決めていいのか?判断が難しいです。
事実、親に相談をする人は多いと思います。
しかし、親に相談した結果、反対され話がこじれたケースをよく聞きます。
本記事では、そもそも親に相談はすべきなのか、相談する場合の考え方を紹介しています。
いざ転職で行動を起こす前に、親にアドバイスを求める人は多いです。
しかし、そんなときに背中を押してくれる親は少ないもの。
- 今の会社を続けるべきじゃないの?
- 我慢が足りないんじゃない?
- あと1年頑張ってみたら?
親世代は決まって、こんなセリフを言ってきます。
- 親に反対されてしまい転職活動を始められない
- 転職を親に報告したけど反対された
いろいろな立場の人がいると思いますが、転職に親の許可はいるのか?経験談を踏まえて考察していきます。
親に転職の相談はすべき?
世の中には親に転職の相談をする人が多いのは事実です。
親に相談をする理由を考えると、大きく3つの理由があります。
相談すべき理由
- 今までお世話になったから
- 不安を共有したい
- 報告が義務だと思っている
①今までお世話になったから
義務教育から大学まで、学費は親に出してもらったという人も多いはず。
新卒で無事に就職できたのは、「親のおかげ」感謝の気持は素晴らしいです。
②不安を共有したい
初めての転職では、新しい環境に対する不安が少なからずあります。
親は最も身近で自分の味方になってくれる存在。
そんな親に話をすることで、不安な気持ちを和らげたいのかもしれません。
③報告が義務だと思っている
これまでの進路選択で、親への報告が義務化されていた人は多いかもしれません。
なぜなら18歳までは成人ではありませんから、親の意向が重要視されます。
そのときの感覚で、報告は義務と思い込んでいる人も多いのが事実。
しかし、転職は成人した大人の選択です。
本来は、そこに親の許可は必要ありません。
そもそも親への相談は必要ない
結論でいうと、転職に親への相談は必要ありません。
日本では「職業選択の自由」があり、自分で転職は決めていいルールです。
しかし、やはり心情では親への相談はしておきたいと思ってしまうのが人間です。
親が転職に反対する理由
親側の立場にたって、転職を考えてみたいと思います。
親が転職のときに反対するセリフって決まってます。
良くあるケース
- 職場への義理と恩を果たしなさい
- 新卒で入社したのにもったいない
「義理と恩」、「もったいない」という考え方は、親世代の考えからくるものです。
親世代が特徴的な仕事への考え方が次の3つ。
親世代の考え
- 終身雇用
- 年功序列
- 転職は負け
年功序列が前提だから、「若い人は上の世代のために」という考えだし、「転職はもったいない」我慢して働いていれば年功序列で給料が上がると思い込んでいます。
いまの労働市場はまったく違うことを理解していない親は多いです。
親世代と今の労働市場の違い
親世代が経験してきた「転職」といまの「転職」は状況がまったくことなります。
大きな違いについて、見ていきます。
いまは転職市場が充実している
私達の時代では、転職に携わる便利なサービスが複数あります。
転職が一般的ではない時代は、ハローワークが転職の中心でした。
親世代 | いま |
---|---|
・ハローワーク | ・転職サイト ・転職エージェント ・スカウト ・キャリア相談 |
転職しても給料が上がらない
ハローワークは別名「職業安定所」。
キャリアアップの転職をするというよりは、食っていくための職を探す場所のイメージ。
転職で年収は上がらないケースが大半なので、「転職=不幸」と思い込んでいます。
親世代は、「年収=幸せ」と思っている人も多いですよね。
キャリアプランが存在しなかった
親世代では、いまだに「終身雇用」神話イメージを持つ人が少なくありません。
いまは、終身雇用なんて崩壊しているのに、現実にキャッチアップできていません。
親世代 | いま |
---|---|
・終身雇用 | ・終身雇用は崩壊 |
終身雇用前提の働き方では、そもそも「キャリアプラン」という考え方が存在しません。
一方で、「終身雇用が崩壊」した世代の私たちは、自分で身を守る「キャリアプラン」を真剣に考えています。
ここで、大きな意識のギャップが生まれてしまうんです。
まとめ:転職を親に相談する必要はない
残念ながら生きてきた時代が違う親の考え方を変えるのは不可能。
とはいえ、「転職したい」という自分の意思を変えるべきでもありません。
結果的に、「親に相談しない」がお互いにとってベストな対応だと思います。
考え方を変えない親でも自分ができること
それは「一人で決断すること」。
これまでは、無意識に人に相談して意見をもらって決断していました。
それを自分の決断で、「一人で」するんです。
正直、決断には勇気がいります。
でも、転職の本質っていうのは「一人で決める」ところにあります。
転職の本質は一人で決めること
あなたが転職を志した理由は、どんなものですか?
- 会社に依存したくない
- 他の会社でも通用する人材に
- 将来、一人でやっていきたい
このような考えのもと転職を考えていたなら、転職はその最初の試練と考えてみるのはどうでしょうか?
「自分の決断でやっていくこと」その第一歩が転職なんです。
自分の決断で、進む勇気を持ちましょう。
転職を親に言うタイミング【事後報告でOK】
転職を決めた後がベストです。
会社によっては初出社の日に、「身元保証書」の提出を求められる場合があります。
身元保証書を書いてほしいお願いと転職をセットで報告するのがベストだと考えています。
「身元保証書」とは、企業が、内定を受諾した労働者に、入社時に提出を求める書面です。 第三者がその人物を保証し、万が一、企業に損害を与えた場合に、保証人が本人と共に責任を負う契約内容です。
株式会社マイナビより
自分は転職すべきか、決めかねている人へ
転職は自分一人で決定するものです。
なぜなら、ジェネレーションギャップが大きい親世代に相談しても、職場の人に相談しても反対されるし上手くいかないから。
しかし、誰かに相談したいというニーズがなくなることはありません。
- 親ではない相談相手がほしい
- 転職の知見がある人に相談したい
- 転職すべきかアドバイスがほしい
転職を考えているけど、まずアドバイスがほしいという人には「キャリア相談」という選択肢もありです。
キャリア相談のメリットは次のとおり。
キャリア相談のメリット
- 転職を強要されない
- 守秘義務を守ってもらえる
- プロのアドバイスがもらえる
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