転職するときの応募書類の作り方について、基礎となる考え方を解説します。
経理の転職書類はテンプレを使えばいい
ぶっちゃけ、初めての人は自分で考えるのやめましょう。
先人たちが転職で利用してきたテンプレがあるので、それを真似するところからスタートしましょう。
経理の転職に必要な書類は2つ
- 履歴書
- 職務経歴書
履歴書は説明不要と思いますが、「職務経歴書」が転職に特有のもので初めての人も多いハズ。これにテンプレがあります。
職務経歴書のテンプレは職種ごとに結構ちがう
職務経歴書に求められる内容は職種によっても大きく違ってきます。
ですから、経理は経理向けのテンプレを使う必用があります。
職務経歴書の内容 | |
---|---|
経理 | 仕事内容メイン |
営業 | 成果がメイン |
経理の職務経歴書はテンプレでいい理由
職務経歴書は主に転職市場で採用担当に求められています。
採用担当者も、ある程度雛形が決まっていた方が、求職者に対する判断をしやすいためテンプレが出回っていると思っています。
何百通も別の形式の書類に目を通すとなると、見る側もイヤになってしまいますからね。
転職のプロにアドバイスをもらう
テンプレを使うことの他に重要なポイントとして、転職のプロのアドバイスをもらうことをおすすめします。
転職のプロは多くのサンプルを見ている
例えば、転職エージェントの経理分野担当は、これまで少なくとも数百人の職務経歴書を見ています。
初めての職務経歴書作りではポイントが不明な方も多いでしょうから、添削をうけることでクオリティを高めることができます。
例えば、以下のようなダメ出しがありがち。
- 職務要約で経歴が読み取れない
- スキルが記載されていない
- 経験から得た強みが分からない
履歴書と職務経歴書の役割の違いを自分なりに考えて、職務経歴書は自分をアピールする素材と考えましょう。
個人的なアドバイス
経理経験者として、一歩進んだアドバイスをさせてもらいます。
ポイントは、差別化を意識すること。
自己アピールは差別化が重要
転職において、人気の企業では採用倍率が数十倍にもなります。
このとき、やりがちなのが他の応募者と同じようなアピールをして印象に残らないこと。
重要なことは、「その他大勢がどんな戦略をとるか?」を考えて、違う路線で攻めること。
それだけで、相手の印象に残る可能性が大きく増します。
相手のニーズを紐解け
自己アピールを他人と差別化したところで、相手にニーズに合致しない場合は意味がありません。
その他大勢と同じで印象に残らずに終わりです。
意識したいことは、「相手のニーズは何か深掘りすること」
中途採用を募集している会社の中にも、細かく分けると様々なニーズがあります。
- 経理のムードメーカーが辞めてしまった、キャラ重視で採用したい
- システム運用に強い人材が退職、後任の人材がほしい
- 作業メインの若手が辞めてしまい、急ぎで採用したい
それぞれの会社にアピールするべき内容は変わってきますよね?
ここのポイントを外さないようにアピールすることが重要です。
嫌われる覚悟をもつ
毒にも薬にもならないアピールをしたところで、興味をもたれなければ意味がありません。
特にスペックに自身がない人は、キャラやポテンシャルで採用を勝ち取るしかない。
そなったときに、嫌われるのを覚悟することで初めて個性が発揮できます。
アドラーの「嫌われる勇気」というビジネス書をご存知ですか?
誰からも嫌われない人は、誰からも好かれません。
つまり、内定も勝ち取れないのです。
転職エージェントでテンプレを入手しよう
少し話がそれましたが、転職書類の作り方は2つのポイントを押さえればOKです。
- 職務経歴書はテンプレを使う
- 転職エージェントに相談して添削を受ける
テンプレは転職サイト、転職エージェントで入手できます。
今の時代、経理の転職書類用のテンプレは正直、どこでも手に入ります。
しかし、後々転職エージェントに相談することを考えると「転職エージェント」に登録して入手するのがスムーズです。転職アドバイザーも自社が発行しているテンプレのほうが添削しやすいですから。
初めての転職における書類作成について解説しました。
正直、何でも初めての状態では質を求めるよりまずは行動が大事です。
職務経歴書も一発で最高のものは出来上がりません。
試行錯誤しつつ、よりベターなものに近づけていくイメージです。
苦労はありますが、書類で自分を売り込むスキルを身につけることは人生にとってプラスしかありません。
- 会社の目標設定
- 転職時のアピール
- 副業での営業
さまざまな場面で、自分を売り込むことに使えますから転職を期にマスターしてみてください。
管理人が利用した経理専門の転職エージェントはこちらです。