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営業から経理にキャリアチェンジしたい人に向けて、体験談を交えつつ情報発信しています。
『経理はやめとけ!』という声を聞きます。経理に、将来性はないんでしょうか?
こうした疑問にお答えします。
『経理はやめとけ』の理由である経理のデメリット5つ、メリット5つを解説します。
結論、経理はおすすめのキャリアチェンジ先。
本記事を読んで、判断の材料にしてもらえれば幸いです。
簡潔にまとめると、下の図の通りです。
評価軸 | ✕ デメリット | ○ メリット |
---|---|---|
①将来性 | AIで仕事が減る? | ITスキルがあれば安泰 |
②労働時間 | 決算期は忙しい | 月中はヒマ |
③やりがい | 評価されにくい | 転職しやすい |
④人間関係 | クローズド | よいと最高 |
⑤収入面 | 給料やや安い | 残業代を稼げる |
項目ごとの解説と、体験談を紹介していきます。
経理はやめとけ!経理になることのデメリット5つ
AIで仕事が減る?
経理はAIに代替されると世間では言われています。
このことは事実だと感じており、仕事の自動化は進んでいます。
- 会計システムへの入力回数が減少
- 会計レポートの自動分析
ですので、「これから経理を目指していいのか?」不安に思う人は多いと思います。
AI時代に経理として活躍するためには、ITの知識が不可欠になります。
そのため、経理に転職するならIT化が進んだ会社で学ぶのがベストです。
IT企業や、会社設立から20年以内の新しい会社がおすすめです。
決算期は忙しい
経理は繁忙期がはっきりしており、決算期に多くのストレスがかかります。
経理の決算期のストレス
- 食生活が不規則になる
- 寝不足になる
- 終電帰りが増える
- 休日出勤が増える
昼間はコンビニおにぎり、夜もコンビニ弁当なんて日も珍しくありません。
外周りでのランチ巡りが趣味の人は、ランチのクオリティが下がってしまうかも。。
不規則な食生活と、ストレスで4月の健康診断の結果が悪くなりがち。
評価されにくい
経理は守りの仕事です。
高い目標を持って経理になると、理想と現実のギャップに苦しむかもしれません。
- 早く出世したい
- 給料上げたい
営業職のように成果指標がないため、プラスの評価、マイナスの評価ともに受けにくいです。
僕の場合、営業でマイナス評価ばかりだったのでプラマイ0の評価は逆にうれしかったです。
クローズドな人間関係
経理の仕事はいつも同じメンバー。
人間関係で相性が悪かった場合、逃げ場がなくなります。
スキルがない若手時代に人間関係に悩むと、転職もできないし大変です。
転職活動をしていて、上司に違和感を感じた会社はやめておきましょう。
給料はやや安い
経理正社員の平均年収は419万円で、決して悪い数字ではありません。
しかし、同じ会社の営業職と比べると安いという感覚を持ってしまうことがあります。
なぜなら、経理は営業のようなプラス評価を受けにくいため。
経理はおすすめ?経理のメリット5つ
続いて、経理のメリットを紹介します。
ITスキルがあれば活躍できる
これからの経理は、ITスキルを持つかで明暗がくっきりわかれると思っています。
ITスキルを持つ経理にとっては、活躍の時代がきます。
Z世代はデジタルネイティブなので、ITツールの使いこなしには抵抗が少ないはず。
日本の会社には、驚くようなIT音痴のおじさんがたくさんいるので、そういう人に負けるはずもありません。
若くて努力できれば将来性は心配ないです。
正直、AIの話は無能なおじさんがわめいているだけです。
僕は営業時代、発注書をエクセルで作成するのが得意でした。
エクセル得意な人は経理に向いています。
月中はヒマ
月初の決算を終えてしまえば、月中から月末は自由な時間が多いです。
お客さんの都合に振り回される営業よりも、アフター5を楽しめます。
僕の経理時代のアフター5
- ジムで健康的に汗を流す
- オンラインで簿記学習
学生時代より運動しないのでジムへ。
また、仕事で学んだことを復習したくて、簿記を勉強していました。
自分への投資の時間が作れるのはおすすめポイント。
転職しやすい
経理で3年仕事すれば、転職先が楽に見つかります。
民間企業が発表している有効求人倍率によると、「企画・管理系」の求人倍率は1.97。
求職者1人に対して、1.97件の求人募集がある(売り手市場)ということです。
コロナ禍でも、多職種よりも変動が少なく、転職市場が安定しています。
なぜ、こうなるかと言うと経理は転職してよりよい環境を求める人が多いため。
逆をいうと、経理は転職できるスキルが身につく仕事です。
営業時代よりも、確実に汎用性が高いスキルが身につきました。
なので経理の仕事はおすすめです。
経理の仕事が根強い人気の理由もココにあります。
女性でも出産後戻ってきやすかったり、公平にスキルを評価されて働ける環境があります。
人間関係がよければ最高
尊敬できる上司と仕事ができれば、長く働けます。
経理ライフの充実度には、ここが最重要かもしれません。
僕が経験した最高の上司は、『IT投資に前向きな経理課長』でした。
営業から経理になったおかげで、成長できる環境に出会い、仕事を好きになれました。
正直、成長できるかは上司しだい。
僕もパワハラ営業上司から逃げて正解だったと思っています。
残業代は稼ぎやすい
経理は決算期に残業が多いです。
若手のころ、残業代が多かったため同期の営業職よりも給料が多かったことがあります。
経理は予算を管理する部署であり、残業代を出し渋られるようなことも少ないのです。
営業だと変に帰りにくい空気とか、サビ残の空気ありますよね。
あれナンセンスですし、嫌いです。
経理を目指したきっかけとその結果
新卒で営業配属でしたが、体育会系で根性論の仕事感に違和感がありました。
例え給料がもらえても、専門性がつかない仕事なんてやりたくないですよね?
僕はスキルアップのために、できれば無駄な回り道はしたくない派です。
営業を1年やってみて、この仕事を3年続けても専門性は身につかないと感じました。
それは、根性論で仕事をする無能な上司の姿をみていたからです。
- 営業では専門性は身につかないと感じた
経理を目指さないデメリット
新卒の場合、最初の配属部署で人生が大きく決まります。
3年同じ部署で働けば、苦手な仕事でもそこそこ慣れてしまいこなせるようになります。
そうすると、会社に都合のよい駒となりその環境から抜け出せなくなります。
「営業から経理」のように、キャリアチェンジであれば、早めの決断が重要だと考えています。
- 苦手な仕事から抜け出せなくなる
経理は3年で専門性が身につく
経理で3年仕事をすると、どこの会社でも求められる専門性が身につきます。
専門性を身につければ、選択肢が増えるメリットがあります。
- さらなるステップアップの転職
- 地元に帰って経理として転職
- 同じ会社でまったり働く
選択肢が多いと、人生の満足度は高くなりやすいです。
なぜらな、嫌な選択肢を回避できるから。
経理になって転職という選択肢が増え、幸福度は増しました。
まとめ:経理はおすすめできます。
経理が万人にとってベストな選択とは限りません。
どんな仕事にもメリット、デメリットは存在します。
しかし、営業が苦手だったり、エクセルが得意な人は経理で活躍できる可能性が十分あります。
僕の場合、経理の仕事に人生を救われました。
会社選びをしっかり行い、ITスキルが身につく経理に転職はおすすめです!
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