いざ転職に興味はあるけど、転職エージェント、転職サイト、スカウトどれを使うのが正解か分からない。
転職が初めての場合、それぞれのメリット・デメリットはわかりませんよね。
本記事では、経理という職種においてどれがおすすめか解説します。
結論、経理には転職エージェントをおすすめします。
理由としては、「質、量、情報」の3つの観点でみて転職エージェントがベストと考えるためです。
質 | 量 | 情報 | |
---|---|---|---|
転職サイト | ✕ | ◯ | ✕ |
転職エージェント | ◯ | ✕ | ◯ |
スカウト | ◯ | ✕ | ✕ |
転職サイトよりも転職エージェントを使うべき理由
結論をいうと、求人の質が良いからです。
次のうち、どっちの方が質が高いですか?
- 吉野家やサイゼリヤ誰でも入れる店
- 予約しないと入店できない会員制の店
転職サイトと転職エージェントの違いを例えるなら、上記の通り。
それぞれの特徴を説明します。
転職サイトの特徴
転職サイトは会員登録すると、誰でも同じように求人を見れます。
良くいえば平等、悪くいうと誰が使っても同じなんですね。
転職サイトのメリット
- 求人数が多い
- 情報収集には便利
転職サイトは会員登録だけで利用できるため、転職をすぐに考えていない人でも利用できます。さまざまな条件の求人を検索できるので、まずはリサーチ用途でも使えます。
転職サイトのデメリット
- 求人の質はイマイチ
- 求人が探しにくい
転職サイトのデメリットは、求人の質と使いこなす難しさです。転職サイトを使う前提として、自分でサイトを使いこなす必要があります。
数十万件ある求人情報から、あなたにあったベストな求人を探す自信はありますか?
正直、僕だったら求人の件数が多すぎて、どれに応募すればよいかわからなくなってしまうと思います。就活の時に、リクナビでどの企業に応募すればいいのか、分からなかった経験はありませんか?
リクナビの時はとりあえず応募ということもできたでしょうが、転職では先方とのやり取りも発生しますので気軽に応募はできません。
転職サイトは、「就活」で利用したリクナビの転職版です。
また、求人の質に関して言うともちろん良い求人もあるのですが、その割合が少ない点が挙げられます。
なぜなら、転職サイトでは公開求人のみを扱っているため。
求人情報には「公開情報」「非公開情報」の2種類があります。
転職サイトで扱うのは、公開情報。
公開情報の特徴は、緊急性は低くゆるっと求人を募集している点です。
そのため、求人の要件はわりとふわっとしており具体性に欠ける条件であることが多いです。
採用する側も、長い期間をかけて応募者を見極め採用しようとしているためです。
経理の転職において、今の仕事からキャリアアップしたい場合、職務内容が厳密に定義されていないのはマイナス。
しっかりと職務内容が定義された、非公開求人を利用するほうがおすすめです。
公開求人、非公開求人の違いをざっとまとめると以下。
公開求人 | 非公開求人 | |
---|---|---|
求人の具体性 | △ | ◯ |
緊急性 | 低い | 高い |
採用まで | 長い | 短い |
次のセクションにて、非公開求人を取り扱う転職エージェントについて解説します。
転職エージェントの特徴
転職エージェントは、プロの転職アドバイザーが企業と求職者の間にたち、マッチングを提供するサービスです。
転職アドバイザーが企業から直接求人を仕入れてくるため、情報の密度が濃い求人を紹介してもらうことが可能です。
転職エージェントが提供する求人の多くは、「非公開案件」となっており、転職エージェントを利用した人のみ情報を手に入れることができます。
転職エージェントのメリット
- 求人の質が高い
- 業界のプロからアドバイスを受けられる
転職エージェントが提供する求人は非公開求人がメインのため、専門性が高く、職務要件がはっきりしています。
そのため、キャリアアップを目指す経理にはおすすめ。
また、業界別で転職のプロがアドバイスに乗ってくれるので、将来のポジションから逆算した転職プランや書類作成のアドバイス、市場動向を直接ヒアリングすることもできます。
転職エージェントのデメリット
- 求人を紹介してもらえない場合もある
- コミュニケーションコストが発生する
転職エージェントでは、まずあなたのキャリアについてヒアリングを行い、結果によって求人を紹介されます。
このときに、企業側が求めるスペックより不足していたり、希望条件が高すぎる場合は求人の紹介を断られる場合があります。
また、転職アドバイザーから紹介される求人情報に応募の有無を回答しなければいけないので、コミュニケーションコストが必要になります。
転職サイトにように気楽に情報収集だけとはいきませんが、いざ応募すると鳴った場合は企業側とのやりとりは転職アドバイザーに丸投げできるので逆にコミュニケーションコストが下りメリットにもなります。
経理にとっては転職エージェントを利用するメリットは大きいです。
スカウトよりも転職エージェントを使うべき理由
次にスカウトと転職エージェントの違いについても触れます。
結論、情報戦において求職者が不利になるためスカウトをおすすめしません。
スカウトの特長
スカウトでは、まずは求職者が基本情報を入力し企業側がアプローチをかける形になります。
つまり、企業側が一方的にあなたの情報を閲覧できる状況になります。
そして、企業からのアプローチに対して返答をしていくわけですが、ベストな回答ができる自信はありますか?
僕だったら初めての転職であれば、満足できる対応をする自信はありません。
スカウトする側は採用のプロでしょうし、うまく丸め込まれてしまい「不利な条件を飲まされそうです」。
僕は、過去に転職で年収交渉に失敗した経験があります。。
もちろん、スカウトにもメリットはあると思います。
スカウトのメリット
- 受け身で転職活動できる
- こちらから応募する手間がない
スカウトのメリットの本質は、楽して転職したい人向けであると思っています。
「経理として経験を積んだのでチャレンジしたい」というニーズを持つ人は、転職エージェントを利用してチャレンジしたほうが、のちに生きる経験を積めるのでベターだと思っています。
なぜなら、スカウトでは即戦力の人材を求めており、仕事内容は大きく変わらないことが予想されます。
あくまで企業側からみて人材を選ぶので、安パイが選ばれがちというか、ポテンシャルが加味される割合は少ないんじゃないかと思います。
スカウトを選ぶくらいなら、転職エージェントにヤル気をアピールして、いっしょにキャリアアップの道を探すことをえらびましょう。
経理は転職エージェントを使い情報を比較して判断がベスト
転職エージェントを利用すると、質と情報のどちらも担保して転職活動ができます。
また、応募の決定権はあなたにあるので、求人を比較しつつベストな選択肢を模索できます。
経理としてキャリアアップを考えている方は、ぜひ転職エージェントの利用を考えてみてください。
管理人がおすすめする転職エージェントについては、別記事で紹介しています。
経理におすすめの転職エージェントを2社に厳選していますので、興味がある方はみてみてください。
>>経理のキャリアアップにおすすめの転職エージェント厳選2社。