
尊敬する先輩が、突然の退職。
そんな報告を聞くと、後輩の立場では辛いですしショックを受けますよね。
多くの人は今後のことが気になり、不安な気持ちにもなってしまいます。

僕自身も、尊敬する先輩の退職を経験して、落ち込んだ経験があります。
本記事では、体験談から不安な気持の正体と前向きになれる考え方を紹介したいと思います。
- 先輩が退職して今後が不安
- モチベーションが上がらない
- 先輩が退職した理由が知りたい
いま、こんな気持を抱えている人に読んで参考にしてもらえるとうれしいです。
尊敬する先輩が退職すると不安な理由

あなたの先輩は、あなたに良くしてくれるいい人だったはずです。
- ピンチで助けてくれる
- きちんと叱ってくれる
- 目標にしたい憧れの人
そして、あなたの立場からすると憧れであり、頼りになる存在だったに違いありません。
そんな先輩がいなくなると、環境も変わってしまいます。
- 自力で解決しないといけない
- 自分で間違いを直さないといけない
- 目標にしたい人がいない
こうした環境の変化が起きることに対して、不安な気持を持たずにはいられませんよね。

自分も先輩の退職にプレッシャーを感じた過去があります。
先輩が退職することによって感じる不安の正体は、自力で仕事をするプレッシャーだと思います。
先輩の退職を乗り越える考え方

残念ながら退職を決めた先輩の決断を変えることはできません。
ですから、自分の気持ちをどう整理するかが重要です。
①まずは自分の感情に寄り添う
先輩が退職することへの自分の感情に寄り添いましょう。
それぞれ、さまざまな感情が混ざっている状態だと思います。
- 先輩のキャリアアップが嬉しい
- 仲間だと思ったのに酷い
- 共に働けないのが悲しい
どれも人間として自然な感情だと思います。

自分の感情を整理するにはノートに言葉で書き出してみるのがおすすめです。
②これからの自分のことを考える
自分の気持ちに向き合って整理がついたら、この先の自分のことを考えます。
自分はどうしたいか?気持ちを整理しましょう。

僕の場合は、こんなことを考えていました。
- 仕事で一人前になりたい
- 目標だった先輩に追いつきたい
あなたは、先輩のどんなところを尊敬していましたか?
この質問に答えると、進むべき道がみつかるんじゃないかと思います。

僕の先輩は、目標に進んでいく人でした。退職して他の会社に転職するのも、ステップアップのためだったと思います。
③気持ちを整えて一歩を踏み出す
自分はどうなりたいかイメージはできましたか?
自分にはできるか不安。
誰もが抱える悩みだと思いますが、大丈夫です。

自分なりのベストで、現状と向き合えばOKです。
あまり難しく考えずに、自分がなりたい方向に一歩でも進めればそれは大きな成長です。
ちなみに、僕自身もこんな行動を起こしました。
自分がどうしたいかよく考えた結果、先輩のように「他の会社でも通用する人材」になりたかったからです。
管理人のした行動
- 資格を取るために勉強を始めた
- 転職について考え始めた
いきなり、退職を聞いたショックから立ち直るのは難しいと思います。
ですので、まずは気持ちに向き合ってみて、段階を踏んで前向きな行動に移せたらよいと考えています。

初めての先輩の退職は、本当にショックでした。
先輩の退職後のはなし

先輩の退職後、簿記を学んだり、転職のための情報収集をしたり、少しだけ行動が変わりました。
先輩の退職という理由もあると思いますが、徐々に任せてもらえる仕事も増え、一人前に近づいていきました。
僕の経験談からですが、いまは不安に思う方も、過度に心配する必要はないことを伝えたいです。

不安もありましたが、なんとかなりました。
目線をあげて仕事に向き合えた
先輩の退職後、目標を新たにみつけたことで視野が広がりました。
その1つが転職でした。
市場で求められる人材を転職サイトでチェックし、他社でも通用するスキルを意識して仕事をしました。
僕は経理職だったので、決算補助業務や会計システム運用の仕事を率先しました。
先輩の退職から4年後に転職した

僕は先輩から遅れること4年、初めての転職を経験しました。
当時は転職なんてまったく考えられないスキルだったので、そこから考えると驚きです。
先輩よりはだいぶゆっくりペースでしたが、目標に近くのはシンプルにうれしい。
人と比べるのではなく、いかに昨日の自分より成長するかが大事だと思います。

時間をかければ、人は確実に成長できます。自分なりのペースでいいんですよ。
当時の先輩の気持がわかった気がした
転職を経験してみてわかったことがあります。
僕が以前働いていた会社は、いわゆる古い体質の日本企業。
多くの人は転職なんて考えませんし、定年までやり過ごせればいいと思ってる。
減点評価だから、いかにミスしないか考えて守りの姿勢で仕事をしてる人たちです。

働いている中で、頻繁にこんな言葉を聞きました。
- 昔はよかったのになあ。
- たぶん無理だと思うよ。
- ちょっと検討させてもらうね。
特に上司からこうした反応が出ることが多かったです。
会社に依存するだけの諦めで仕事をする感じ。
ふと思ったんです。「先輩もこんな気持ちを感じていたのか」と。
こんな環境にいても、自分が成長できる幅は限られる。「将来こんな風になりたくない。」
先輩の当時の気持は少しわかった気がしました。
先輩の退職は前向きな気持で考えよう

尊敬する先輩の退職はショックですし、いまは不安に思う気持が大きいかもしれません。
しかし、長い目で見ると「自分を成長させるチャンス」と捉えることもできます。
おそらく転職していった先輩にあこがれていたあなたは勤勉で努力家のはず。気持を前向きにして、正しい方向に努力すれば先輩の後に続けると思います。

自分がどうなりたいかが大事です。
数年後に良い思い出と思えるように、いま自分がどうしたいかをぜひ考えてみてください。
経理の転職に関する情報発信をしています。
先輩の退職をきっかけに転職を考え始め、複数回の転職を経験しました。
- 転職すべきタイミング
- 転職を考えたら使いたいサイト情報
- 倍率20倍の人気企業に内定したコツ
などなど発信しておりますので、他の記事も参考にしてもらえると幸いです。

経理の3年〜5年目くらいの方におすすめ。